土曜日の朝の過ごし方

 土曜日の朝10時に「cafe 山海日和」がオープンする。今日は朝から出かけて、ちょっと苦みが効いたコーヒーを飲みながらまったり月刊誌の最新号でも読もうと決めて本牧に向かった。
 「cafe 山海日和」は本牧通りからちょっと奥に入ったマンションの2階にある。入口がちょっとわかり難いが入口階段前に案内板がある。雨の日は出ていないが、開店している時には緑色ののぼり旗が立っている。
 階段を上がり奥まで進むと、見慣れたロゴの看板があり、その右が入口である。ドアを開けると”リーン”とクマ避けの鈴の甲高い音が響いた。
店内に入ると「いらっしゃいませ!」と声がかかったので、「こんにちは!」と返す。毎度ちょっと煩わしいが、靴を脱いでスリッパに履き替えさらに奥に進んだ。
不定期のようだが、たまにヨガレッスンを開催するらしく、その場合は客席のテーブルと椅子を片付けてヨガスタジオとするために土足禁止にしたとのことだ。
 お好きなところにどうぞと声がかかったので、いつもの真ん中のテーブルの窓側に座った。この場所は登山風景が映し出されている65インチのモニターまでの距離が丁度よい。
 さっそくコーヒーを注文し、雑誌を取りに本棚に向かった。本棚には、山岳雑誌のほかに、百名山のガイド本、山ごはんの本や屋久島のガイドブックなどが置いてある。雑誌の表紙を吟味してから、1冊の登山雑誌を手に取って席に戻ったところで、注文したコーヒーがきた。ここではコーヒーだけの注文の時はシナモンクラッカーが一枚サービスで付いてくる。まずは、一口コーヒーを啜る。酸味が少なく、ちょっと苦いがコクがあるのがこの店のコーヒーの特徴だ。「おいしい」と心の中で呟く。
 コーヒーを飲みつつ、日帰り登山の特集ページを読み進めた。そういえば、今年の年間登山計画を立てていなかったことを思い出した。後で計画を立てようと思いながら雑誌のページをめくる。
 店内では洋楽のポップスが流れているが、その日の店主の気分で流す音楽を決めているらしい。たまにFMラジオがかかっていることもあるそうだ。

 それにしても落ち着く…。うっかりすると寝てしまいそうになる。この店の心地よさに浸りながら1時間ほどまったりとした時間を過ごた。

 …と、こんなふうにこの店を利用してもらえるといいなぁーと店主の私は思っています。

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